2017/04/02

振り込め詐欺



2017年4月2日(日曜)

普段殆ど鳴ることのないガラケーに電話あると、ドキリとするものです。

お袋からだと表示を見てわかると、「まさか。。」と嫌な予感を覚えながら出てみると、
なんだかかなり動揺している声と話し方で、「あ、XX。今、何処におるん?」
益々悪いことが頭に浮かびつつ、「え、会社だけど、どうしたん?」と答えると、思い込んでいたのと違い、頭の中で急ブレーキがかかったのか、一瞬混乱したようで、一呼吸ぐっと飲み込んだような間があり、「え、病気じゃないないの? 会社に居るの」
「ちょっと、待って。お父さん、会社に居るってよ」と家の電話に出ている親父へ伝えてから、
「あのね、今ね、変な電話がかかってきて・・・・」と事の顛末を話し始めた。

その直後、お袋から自分の息子(本人)でないと親父も確信できて、「お前、嘘を言うとるなと」答えたら、電話は切れた。
それから両親とも、やっと少しずつ落ち着きを取り戻してくれて、私もほっとしました。
どんな話だったか聴き取りした内容を簡略に整理してみると、
まず最初の電話でお袋が出たら、相手が「XXだけど、体調が悪くて、、、」
声がおかしいと思ったものの、私の本名を言ったことと、それよりも体調が急激に悪化して大変なことになっていると思い込み、舞い上がって、相手の術中にハマってしまった。
「今から直ぐに行くから、あなたは直ぐに病院に行きなさい。自分で行けないなら救急車を呼んで行きなさい」と、相手は「病院に行くほどでもないし、それに救急車は高いから呼ばない」と。母親は、救急車が高い?有料?、変だなと思ったらしいのだが、、、
とにかく早く様子を見に行かなければと気持ちが強く、相手が待ち合わせ場所を教えるからこの(今繋がっている)電話から連絡すると云うのを、「いや、もうこれから直ぐにでも出るから」と遮って、「病院で待ち合わせすることに」して電話を切った。
それでお袋は、早速旅行バッグを取り出し、荷造りや電車の時刻など調べ始めたところに、また電話がかかり、今度は親父が出たら、
「株で損失を出して、会社のカネを1000万円ほど使い込んだのがバレた。部長に携帯電話を取り上げられ、カネを返すように言われていると」と本題に入ってきた。
親父も声が変だと思い「声がおかしいが、どうしたんだ?」と言ったら、
「風邪を引いて、今風邪薬を買いに行くところ。カネをなんとかしないといけない、、、」と、
親父はカネのことなどよりも、兎にも角にも体調悪化が気になり、「1000万くらいお前でカタつけれんのか?」「とにかくカネのことなどよりも、薬など買いに行っとないで、早よう、病院に行け。カネのことは、それから俺が部長にでも合って、後からでもなんとでもしてやる」と云っていたところに、
お袋がふと、私本人の携帯に電話することを思い出し、完全に騙されずに済んだ次第でした。

私はわりと頻繁に実家に定期電話して、お互いの状況確認をしていて、この数日前に実家に電話したばかりで、両親は「まぁ元気そうだ」と思っていたし、声が変だし、こんな平日の時間に電話かけて来るのも、株で損失を出したのもなんか変だと思ったのにもかかわらず、いとも簡単に騙されてしまった。
それは最近、両親の知人で持病が急激に悪化して、大変なことになっていることなどもあって、わざわざ病気だと電話がかかってきたことで、少し変だと思ったにも関わらず自分で勝手に私の容態が急激に悪化しまったと思い込み、その最初の時点でもう舞い上がって、相手が自分の息子だと信じてしまった。
しかもこれまでも、還付金詐欺や、この振り込め詐欺のことは話題に出て、騙されないように気をつけようと言っていたし、少し前から高校時代の卒業名簿が出回り、詐欺に注意するようアナウンスもあったとうのに。。。

私自身も以前、特にイケイケドンドンの頃は、俺は怪しいヤツやいかがわしいコトは直ぐにわかるし、詐欺にも女にもだまされないと自信があったのですが、
振り込め詐欺被害がなぜこんなにもなくならないのかとと不思議に思いながら、ある日素直によくある被害防止の話などを聴いてから、これは誰でも騙される危険がある、それもいとも簡単に、思いはじめました。

騙そうとする相手が何か仕掛けてきて、それに対応しているうちにいつの間にか信頼してしまう結婚詐欺や金融詐欺、昔でいうねずみ講や乗っ取りなどの昔々の典型的な詐欺に対して、オレオレから始まった振り込め型詐欺は、短時間のあっという間にの瞬間に相手を騙してしまうのが特徴かと思います。
見ず知らずの相手に電話1本で、短時間に相手を騙そうとするのですから、相手側はもちろん周到に騙すための策やネットワークを駆使して仕掛けてくるのでしょうが、それにしてもコロリと簡単に騙されるのは、相手が騙すというより、自らが一瞬のうちに、勝手に騙されてしまうところにこの怖さがあると思います。
人は必ず、遭遇する事象に対して反応します。相手が何か云うと、その言ったことや雰囲気に対して、これまでの背景や環境、経験をベースに感情や考えが生まれ、先読みしながらコミュニケーションを行いますので、その過程で勝手な思い込みが増幅するのは当然のことです。
この振り込め詐欺が電話であるのも、それを増幅させる大きな要素ですね。

そう考えると、正義感の強い人や、思いやりのある人、欲や射幸心、プライドの強い人だけでなく、頭の回転の速い人は、思考や感情が正常でも動きも速いので、アクティブ側であっても要注意ではないかと思います。
逆に心が抑圧されたり孤独な環境下で、鬱や自閉気味なっているいわゆるネガティブ側は、直ぐには動かないので、振り込め型というよりも、じっくり攻めてくるタイプの詐欺に注意でしょうか?
まぁ、詐欺は根本は同じで、手法や形態が違い、それぞれの専門に分かれて手を変え品を変え、時間を変えて騙しにかかってくるので、要注意ですね。
今回の詐欺未遂事件で、やり取りの中で、固有名詞や新たな情報が流出したので、両親にはまた忘れた頃にかかってくるから気をつけるよう言いましたが、私もいつ騙されるかわからないと自戒をしました。
何かの参考にばれば幸いです。

ホント、世の中悪いヤツが沢山いますね。
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