2017/07/29

音楽) 振り返るランキン・タクシー 



2017年7月29日(土曜)

蒸し暑い梅雨の名残のする日です。
真夏の午前中、静かにゆっくり時間が流れていくような最も好きな時。
思わず「カリビア~ン」って、無意味にウキウキしてくる季節。。。


1989年のデビュー・アルバム「火事だぁ!」から
最後のアルバム(?)1996年の「Watating」までベスト版を入れて7枚。

170729-01_Rankin Taxi 火事だ 170729-02_Rankin Taxi ワイルドで行くぞ
170729-03_Rankin Taxi-さっすがスティーブン 170729-04_Rankin Taxiーアワワ

170729-05_Rankin Taxi-全記録発言 170729-06_Rankin Taxi - Ruff Biz Today

170729-07_Rankin-taxi-waiting.jpg


日本語でDJ・レゲエをぶっ放す、そのスタイルを広めた伝道師。
本場ジャマイカでもダンスホール・レゲエが人気の中心となり、日本でもじんわり加熱。
深夜)TVでも紹介されたりして、一躍有名となった。

それはバブルの終わる頃、まだまだイケイケ・どんどん、時事&社会ネタなどを中心に、、日本語のフレーズにも頭をひねって、立板に水の如く小気味よいリズムに乗せて喋る、歌うのが痛快に心地よく響いたものです。
「若けけりゃいいてもんよ」とまでは行かないまでも、私自身もまだ若く、仕事も遊びも一生懸命本腰を入れて調子に乗り始めた頃だったか。。

年齢も増えて、持病も抱えて身動きも思うようにならなくなり、矢尽き刀折れ、周りに暗雲立ち込めて、気力も消耗してくるにつれて、だんだん聴く音楽も安らぎの音、声を求めるようになり、ついには生きる糧であった音楽を聴かなくなったのですが、徐々にまた音楽欲求が出てきました。

そしてファイルを整理しながら、最近思い出したのがランキン。
「Ruff Biz Today」(1995年)を携帯プレーヤに入れて、散歩しながら[Big UP アミーゴ]を聴きながら、
今から見ればですが)もうあの輝かしい、生き活きした、恥ずかしい頃は戻っては来ませんが、懐かしいと思いつつも、また僅かに残った気力をかき集めポンプで自分の中に送り込んでみたい気になってきたのでした。

もう25年も前の話。
あっと言う間だけど、遠い昔のこと。
時は戻せない、不可逆な世界だけど、歴史は繰り返すこともあるというのを、少し信じてまた再びカタチを変えて。

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2017/07/22

この一冊 「鷲は舞い降りた」




2017年7月22日(土曜)

今日もよく晴れて、強い日差しにクマゼミの合唱。
盛夏。
一年で最も好きな季節ですが、今年もぱっとしない私。
それでも昨日で一区切り、次のステップへ一歩踏み出しました。


残しておきたい書籍類もほぼ片付けが済んで、ひとつ気持ちもスッキリ。

そんな手元に残った(文庫)本の、また読み直したいと思う一冊。

ジャック・ヒギンズさん、「鷲は舞い降りた」(ハヤカワ)

170722-鷲は舞い降りた_表紙_


これぞハードボイルド、エンターテインメントの傑作。
ご存じの人も多い作品かと思います。

昔むかし、学生も中盤を過ぎて、純文学からやっと離れつつ、だんだんあれこれつまみ食いで読み散らし始めた頃、開口健さんにエッセイか何かにサラリと名前だけ出てきたのがこの作品。
気になって直ぐに書店に行って買いました。
裏表紙にあるあらすじ「ヒトラーの密命を帯びて・・・」も、
「屋根付きの墓地門をくぐっていくと、墓地の一隅で誰かが墓穴を掘っていた。」と、雨の墓地の様子から始まる冒頭の導入部も、期待とは裏腹にピンとこず、関心を引き起さなかったのですが、本題に入ってから読み進めていくと、
ホントにわくわくドキドキ、頭の中に登場人物像がありありと沸き立って来て、その虚構の世界に夢中にさせられ、あっという間に読み終わってしまいました。
主役であるシュタイナ中佐は、ちょうど学部違いの学生の同期の友人の姿に重なったり、その後社会に出て読み返すと、ヒムラーが会社のとある人物と見えたりして、何度も読み返すたびに楽しめのでした。
ありきたりな言い方しかできませんが、組織や社会のどうしようもない状況、不条理、不遇の扱いの只中、それを甘んじて受けることを阻みながら消耗していくところに、突きつけらたチャンス。しかしそれが決して代償に見合うものでも、納得できる選択肢ではないとわかっても、限られた可能性、条件にかけて自分達を活かしていく。腹をくくった枯れた厭世感というか、何かそんな上手く言葉にできない感覚を底に、次々と出てくる現実の問題に、強い忍耐と冷静な判断で対処して任務を遂行していく姿に、それでいてどこか飄々とした感じるのが魅力です。
本当にカッコいい漢たちが濃厚につまった一冊と言えます。

ターニング・ポイントに来た今、また読み返してみたくなりました。