2018/02/07

味覚障害 亜鉛




2018年2月7日(水曜)

底冷えの寒さ続いて、厭になります。
昨夜からバイオも生活の流れもサイテーで、一睡もできず、今日は検査で昼飯抜き。。。
しかも思わぬところで、病院に長居になって、わかっているけど益々苛々して、嫌気が増幅してきます。

なので、朝からいつもにまして珈琲が苦く、美味しくない。。。
ずっと珈琲の味が、毎日の最も実感できる体調の指標になってますが、2年前から始まった味覚障害からは、いっそう明確なバロメーターになってます。

味覚障害と云えば亜鉛、今回の入院中に、味覚障害についても改めて調べましたら、
日本臨床栄養学会、【 亜鉛欠乏症の診療指針2016 】というのがすごく参考になりました。
健康な人も一読するといいかも。

亜鉛は代表的必須微量元素であり、欠乏すると、以下のような症状が出てきます。
1.皮膚炎・脱毛
2.貧血
3.味覚障害
4.発育障害
5.性腺機能不全
6.食欲低下
7.下痢
8.骨粗しょう症
9.創傷治癒遅延 
10.易感染性 

診療科も皮膚科,小児科,泌尿器科,消化器内科,腎臓内科,総合内科などが関わってきます。

これは亜鉛の生理作用が、「①身長の伸び(小児),②皮膚代謝,③生殖機能,④骨格の発育,⑤味覚の維持,⑥精神・行動への影響,⑦免疫機能など」多彩で、亜鉛を必要とする酵素が「体内に300以上あり」、亜鉛が「これら酵素活性部位に位置し、亜鉛酵素のアポ蛋白の構造安定に働いている」ためです。
更に、「インスリン合成、膵β細胞からのインスリン放出に関係している」ので糖尿病や、「ビタミンA代謝に関与」しているそうなので、目とかにも影響しそうです。

亜鉛不足は、私にとって、「味覚障害」がやはり大きな部分を占めてます。
ただでさえ、自由に飲み喰いも出来ない日々、それでどんなに創意工夫したとしても、味気ない食事になり下がるのは悲しいものです。
食は生きる基本、毎日の生活品質に大きく影響しますので、味覚障害をなんとか改善したいものです。

亜鉛が味覚に関係する理由は、「舌の上皮細胞は亜鉛が豊富で、特に、糸状乳頭基底部や有郭乳頭部の味蕾を含めた上皮部分に亜鉛は高濃度に存在」しているためで。また、亜鉛酵素が「味蕾内、特に味孔周辺にはアルカリホスファターゼ,酸ホスファターゼ,cyclic AMP phosphodiesteraseなど」多いためです。
そこで亜鉛欠乏すると、「乳頭の扁平化,味細胞先端の微絨毛の消失,味細胞の空胞化など」が発生して、味覚障害へつながることになります。
ただ、味覚障害は一概に亜鉛だけで片付くものでもなく、ストレスやその他様々な要因もあるので注意です。しかし私の場合、実際ジンクが全く足りてない状態が続いてますので、重要な要因の一つと思ってます。


亜鉛は、「主として十二指腸、空腸で吸収され、特に遠位十二指腸と近位空腸で」最大に吸収されます。吸収率は「20 ~40 %程度」です。
尚、吸収には「一緒に摂取する食物中物質によって影響を受け」て、「種子,米ぬかや小麦などの穀類,豆類などの植物由来の食品に多く含まれるフィチン酸」、「カルシウム,乳製品(食品に含まれるカルシウム),食物繊維,コーヒー(タンニンを含む),オレンジジュース,アルコールなど」も亜鉛の吸収を阻害する。
亜鉛の吸収を促進するのは、「肉類,魚類に多く含まれる動物性蛋白質(ヒスチジン,グルタミンなどのアミノ酸),クエン酸,ビタミンCなど」となっている。

尚、亜鉛を多く含む食品(100gあたり)は、「牡蠣(13.2mg),煮干し(7.2mg),ビーフジャーキー(8.8mg),豚レバー(6.9mg),パルメザンチーズ(7.3mg),ピュアココア(7.0mg),抹茶(6.3mg),カシューナッツ(5.4mg),ごま(5.9mg)など」になるが、欠乏症では基本的に食物だけで補充や回復はできないので、亜鉛剤を服用することになります。
食事制限などある持病もちは、尚更のことです。

亜鉛製剤としては、従来胃潰瘍の薬である「ポラプレジンク(プロマックⓇ)」のみでしたが、去年3月から肝臓病(Wilson病)用の「酢酸亜鉛(ノベルジンⓇ)」も保険がついに拡大適用可能となってます。
それだけ亜鉛不足と味覚障害で悩む患者が増えていることなのかと思います。

腸管から吸収された亜鉛は、「血中に入り、アルブミンあるいはα 2 マクログロブリンと結合して全身の臓器」に運ばれます。
肝臓や腎臓に運ばれた亜鉛は、「細胞内でメタロチオネインと結合して細胞内恒常性を保つ」ことができますが、例えば肝硬変など肝臓が悪いと、肝臓がアルブミンを十分作れないことで、血中のアルブミンが低下、亜鉛はアミノ酸にくっついてしまい、腎臓から尿に排出される悪循環がおきます。また、利尿剤など使うことで更にその拍車がかかってしまいます。
健常だと尿への排泄は少なく、摂取した亜鉛の大半が「膵・胆汁分泌を通じて小腸に排泄され」、「糞便(5 ~ 10 mg/日)」となって体外に出て行きます。
ですので、健康な人もバランスよく食べて亜鉛を適宜補充してあげることが必要かと思います。

尚、亜鉛の量が気になった方は、亜鉛自体を追加で測定するのが間違いないですが、
通常の血液検査でも調べている亜鉛酵素の血清アルカリホスファターゼ値(ALP)が、亜鉛状態の指数になりますので、チェックしてみてください。
亜鉛欠乏では低値を示します。

以上 ご参考までに。

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