2016/11/12

「食卓の情景」 (文庫)本



2016年11月12日(土曜)

昨日は午後から暖かく、今朝も晴れて冷え込みも薄らぎよい天気です。

今週はやっと決着のついた米大統領選で世界は持ち切りでした。
いわゆる世の中で成功した支配階層やそれを維持するシステムや情報操作(メディア)に、怒りや反発が強くなってきていることということですね。
Brexitの時と同じく、遠い無関係な私でさえ、なんかどこかワクワクしているのも我ながら面白い。。。。なんだかんだ言っても、黙々と現状に対する不満を沸々と心に溜めている人がたくさんいるというこなんでしょう。余裕のある方々は周りや世の中に感心を向けて自分の肯定的、否定的な感情や信条を表せる一方、追い込まれ、自分のことで精一杯な人々は静かにひたひたと自らの気持ちを詰込んでいるのでしょうから。

気分がどうであれ、土曜日の午前中が唯一ホッとする貴重な時ですが、今朝も天候とは裏腹にうんざり感で淀んだ気持ちを引きずったまま。
落ち着かない職場に、親会社からも干渉が益々強く、何かにつけてイチャモン、余計なお世話なばかり。全体よくない状況で、どこも苛立ちや不満が強いのはわかるが、そのはけ口は弱い立場のところへ集まってくるもので、目も耳も口も塞いでうずくまるばかり。

そんな秋の夜長、就寝前に一冊「食卓の情景」(池波正太郎)

161112-bl食卓の情景x


池波正太郎さんの「食」にまつわる随筆が好きで、文庫で出ているものを続けて読んだのですが、その中でもこの作品集が印象深いです。
前住んでいた所の近くの居酒屋魚康さんに通っていたころ、ある日若い料理人が近く辞めると挨拶された。聴くと、別な店も経験してやがて独立したいという。落ち着いた真面目そうな若者だったので、何かの足しにでなればと思い手持ちのこの1冊を渡したのを思い出します。
最近になって大事なこの作品集がそのまま空になっているので、便利なネットで購入しました。
そのままバラしてスキャンしようと思ったのですが、またパラパラとめくって読み始めると病気になってから別な視点というか気持ちで読んでも、ついつい感じ入ってしまい、この頃は毎夜ベッドに横になって少しずつ読んで、気分をすこし軽くさせてもらってます。
池波さんの「食」の話は、俗っぽい言い方しかできませんが、作り手の動作、出すものに隠れた気持ちが、そこに出てくる食べ物の色や形、焼ける音や匂いと共に思い浮かべ、食べ手と共に、例えばどんどん焼きなどは、出来立ての香り、アツアツとした美味しさを感じながら、食べ物がこれほど深く人に関わり、人間模様や人生、人々そのものを映し出して、その味が心の中に沁みていきます。
だらだらと気分転換に書いてたら、お昼も近づいて来て、腹がよけい減ってきました。
だけどガマン。。。味気ない日々です。
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